今週末の9月6日、7日あたりに、九州に接近、もしくは上陸する恐れのある2020年台風10号。
その大きさ、予想被害に関しては昭和34年(1959年)に潮岬に上陸した、
伊勢湾台風並みと言われています。
その伊勢湾台風はどれくらいの大きさで、日本にどれくらいの被害を出してしまったのでしょうか?
その伊勢湾台風の大きさ、被害などを調べてみました。
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もくじ
伊勢湾台風の大きさと被害
おはようございます
台風9号も
10号になるだろう熱低も皆さん
お気をつけ下さいなんでも10号は伊勢湾台風並みの予測だそう
伊勢湾台風被害は話を聞くだけで経験してませんが5000人の犠牲者が出たそうです
写真を拾ってきました住宅や港、河川堤防も昔より強くなっていますが
対策は万全に pic.twitter.com/x0l7lskmhs— 【JS②ILZ】【みえIS703】 (@js_2_ilz) August 31, 2020
伊勢湾台風(いせわんたいふう)は昭和34年に発生した、
台風15号の事で、9月26日に和歌山県潮岬西方に上陸し、紀伊半島~東海地方を中心に、
ほぼ全国にわたって莫大な被害をもたらした台風と言われています。
特に被害が大きかった、愛知県・三重県から、
この「伊勢湾台風」と言う名がつきました。
なんと、伊勢湾台風での死者・行方不明者は5,000人を超え、
明治以降で起きた災害史上最悪の台風と言われています。
伊勢湾台風の映像
最新の技術でカラー映像として見れます。
伊勢湾台風の最低気圧・最大風速
東海地方を中心に大きな被害を出した伊勢湾台風。
最低気圧と最大風速を調べてみました。
- 最低気圧→929hpa
- 最大風速→75m/s(日本気象庁解析)
これはかなりすごい暴風です・・・。
米海軍の解析だと、最大風速は約85m/hだったようです。
大体、風速60m/sで時速214㎞/hと言われています。
この速さはスカイダイビングの落下速度(約200㎞/h)や、新幹線の平均速度(220㎞/h)ぐらいと言われているので、
それよりも速いわけですから、
屋根が吹き上がったり、電柱が破損したり、
自動車が横転したり、多くの樹木が倒れるくらいの強い風です。
これはかなり厳重な警戒が必要になる大きさです。
伊勢湾台風の災害被害
- 犠牲者 5098人
- 死者 4697人
- 行方不明者 401人
- 負傷者 3万8921人
- 全壊家屋 3万6135棟
- 半壊家屋 11万3052棟
- 流出家屋 4704棟
- 床上浸水 15万7858棟
- 船舶被害 1万3759隻
- 被災者数は全国で約153万人
データはWikipedia参照
かなり大きな被害を受けた伊勢湾台風ですが、
今週末、九州に接近もしくは上陸の恐れのある、
台風10号がこの伊勢湾台風並みの勢力、
と言われていますので、今から十分な備えが必要になります。
では、今週末に九州に接近中の台風10号の大きさを、
伊勢湾台風と比較してみましょう。
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2020年台風10号の大きさと特徴は?
【台風10号情報】今後は猛発達し、最盛期の中心気圧は915hPa、最大瞬間風速80m/sと猛烈な勢力を予想。九州に接近する際も勢力はあまり落とさず、上陸しなくとも過去にないような暴風や高潮などのおそれがあるため、最悪のケースを想定して早めの備えを行ってください。https://t.co/A6qAjXVfAz pic.twitter.com/5xNZbh8WLA
— ウェザーニュース (@wni_jp) September 3, 2020
現在、日本接近が懸念されている台風10号。
その特徴は、急発達しながら日本に近づくという事です。
これは海域の海面水温が高く、
暖かい海を進んでくる事が原因と言われています。
現在の予報では、
5日に最大レベルの猛烈な勢力に発達して、
6日にかけて沖縄地方に接近すると言われています。
そして、その勢力が衰えることなく、九州に接近するとも言われています。
タイミングとしては、6から7日のかけて奄美地方から九州に接近、
または上陸すると言われています。
それでは、その台風10号の予想されている大きさを見ていきましょう。
2020台風10号の最低気圧・最大風速
9月3日現在の予想されている、最低気圧と最大風速です。
- 最低気圧→920hPa
- 最大風速→45~55m/s
- 最大瞬間風速→65~80m/s
(米軍予測)
5日午前から6日午前にかけ沖縄県に接近。
6日から7日午前にかけ九州本土に接近すると言われています。
沖縄
台風10号の勢力は、
5日には猛烈な台風に発達し、午前9時時点の
中心気圧は920hPa。
中心付近の最大風速は55m/s。最大瞬間風速75m/sと言われています。
9月6日の午前9時では、奄美群島近海まで到達していると予想され、
中心付近の最大風速は55m/s。
最大瞬間風速80m/sという勢力の強さです。
九州
九州に接近すると言われている7日午前9時でも中心気圧は940hPa。
中心付近の最大風速は45m/s。最大瞬間風速は65m/sと、
かなり強い勢力を保ったまま進むようです。
伊勢湾台風と最大瞬間風速や最低気圧などを比べてみても、
そこまで大きく変わらないので、今から供えられるところは備えて、
厳重な警戒をしていきましょう。
まとめ
今回は伊勢湾台風についてと、今回の伊勢湾台風並みと言われている台風10号について、
お伝えいたしました。
かなりの大きな勢力で、沖縄県~九州に接近しますので、
家の外にある、飛ばされては危険なものは屋内にしまい、
早めに近くの避難所に避難する事をおススメ致します。
しっかり備えて、十分に警戒してくださいね。
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